読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

懸想文

国語講師 吉田裕子のエッセイ、歌舞伎観劇メモ、古典作品や長唄・端唄の現代語訳など

中村屋 門出二人桃太郎記念 限定酒(大信州)が届きました

f:id:infinity0105:20161220220614j:image

今日、こんなものが届きました。

 

中村屋 門出二人桃太郎記念 限定酒です。来年(2017年)2月、歌舞伎座の二月大歌舞伎で、中村勘太郎(波野七緒八)くん、中村長三郎(波野哲之)くんが初舞台をつとめることを記念したお酒ですネ。

 

www.kabuki-bito.jp

 

こちらのお酒を知ったきっかけは、中村屋の錦秋特別公演2016でした。

 

◆錦秋特別公演に関する自分のtweetまとめ

 

会場でも申し込みを受け付けていたのですが、私はその場ですぐ申し込んだのではなく、11月12日に放送されたフジテレビの密着番組を見ての申し込みでした。

 

www.fujitv.co.jp

 

 

まだ飲んでいないので味のご報告はできませんが、取り急ぎ、ラベルなどの感じが伝わればと思い、ブログを書きました。

 

さて、ラベルが上手く剥がせるかどうか……。

 

f:id:infinity0105:20161220220617j:image

 

www.kabuki-bito.jp

www.kabuki-bito.jp

www.kabuki-bito.jp

長唄「岸の柳」 歌詞と現代語訳 ”筑波根の姿涼しき夏衣 若葉にかへし唄女が……”

長唄「岸の柳」

 

明治6(1873)年

作詞 柳屋梅彦

作曲 三代目 杵屋正次郎

 

【本調子】 
筑波根(筑波嶺)の姿涼しき夏衣
若葉にかへし唄女が
緑の髪に風薫る柳の眉のながし目に 
その浅妻をもやひ船
君に近江(掛詞:逢ふ身)と聞くさへ嬉し
しめて音締めの三味線も 
誰に靡くぞ柳橋
糸の調べに風通ふ
岸の思ひもやうやうと届いた棹に 

 

【三下り】 
家根船(屋根船)の簾(すだれ)ゆかしき顔鳥を
好いたと云へば好くと云ふ 
鸚鵡返しの替唄も
色の手爾葉(てには)になるわいな
しどもなや

 

【本調子】 
寄せては返す波の鼓(つづみ)
汐のさす手も青海波(せいがいは)
彼(か)の青山の俤(おもかげ)や
琵琶湖をうつす天女の光り 
その糸竹の末長く
護り給へる御誓ひ
げに二つなき一つ目の
宮居も見えて架け渡す
虹の懸橋両国の
往来絶えせぬ賑ひも
唄の道とぞ祝しける

       (歌詞は三味線文化譜から)

 

 現代語訳

 

【本調子】

夏の筑波山の眺めは涼しげで
ここ両国・柳橋の芸者衆も
見た目に涼しい単衣(ひとえ)の着物に衣替え

 

若葉色の単衣に着替えた芸者は
つややかな緑の黒髪と
さわやかな柳の眉で
流し目で船に乗る様は
まるで近江・琵琶湖の浅妻船の風情だね

 

「近江(おうみ)といえば、
君に逢う身(おうみ)と聞くのも嬉しい」とは
しっかりと音締めの良い三味線を鳴らす姉さんが
柳橋の柳のように
誰になびいているのかしらん

 

三味線の調べのなか風が吹き
岸にいる男の想いもやっと棹の先に届いて

 

【三下り】

屋根船のすだれ越し
顔も気になる美しい人を
好きだと言えば好きだと返す
鸚鵡返しの替手のように
色恋の基本通り
あら困ったことで

 

【本調子】

寄せては返す波の音はまるで鼓
汐の姿もちょうど青海波の舞のようで
三味線の音色はあの青山の琵琶を髣髴とさせ
琵琶湖に輝く弁財天の光を思わせる
その演奏は末永く世をお守りくださるご誓願

 

弁財天といえば
実にまたとない
本所一ツ目弁財天の宮居も見えるところに
掛け渡される虹の曲線の両国橋のあたり
往来の絶えない賑わう道も
唄の道の栄華のようと祝い事を言おう

 


長唄・岸の柳 花柳園和香

授業で『羅生門』を扱ったから感想を140字で書いてみた

タイトルの通りです。

 

一通り読んだ後、生徒達に感想を書いてもらおうことにしたのですが、あまり字数を多くすると、そのマス目を埋める方法論のほうに意識が向きそうな気がしたんです。

 

作文術を見たいというよりは、イマの高校生の率直で素朴な感想を聞いてみたいと思い、140字制限で、感想文を書いてもらうことに。

 

そこで、自分自身も140字感想文を書いてみることにしました。