8/30(日)-9/5(土)の1週間で読んだ本
学校も新学期がスタート。来週には、塾の新学期も始まります。移動時間を活かして、たくさん読めたら良いなぁ(*^^*)
NHKの昔話法廷が面白いので、元祖・昔話法廷とも言うべき、こちらの作品を引っ張り出してみた。皮肉と言うより、あからさまな厭味が続くところと、教訓色の強いラスト一文が鼻につくという人も多いかもしれないなー。 >> 芥川龍之介 猿蟹合戦 http://t.co/kV3brGImzw
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 1
「次男の蟹は小説家になった。勿論小説家のことだから、女に惚れるほかは何もしない」(猿蟹合戦)というくだりに笑ってしまった。芥川本人は愛妻家の印象が強いけれども。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 1
彼らに「お役人や実業の道で、現実的に世に貢献している帝大の知人・友人たちと比したときに、自分たち小説家とは何であろうか?」いう感覚はあったのだろうか。中島敦にそうした葛藤があったというのは自伝的小説などから分かるけれども。他の人も調べてみようっと。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 1
学校で『「である」ことと「する」こと』を読むので、『日本の思想』(岩波新書)を読んでいるのだけど、50年以上を経てなお面白いし、2014年11月の段階で100刷と書いてあるし、感心と感動しきりです。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 1
学者然として知識を振りかざすのもどうかと思うけれど、これまでの思想の蓄積を生かさないで、個人の実感だけで議論をするのは残念なことだ。もっともっと勉強しないとな〜。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 1
明日の読書術の講演に向け、私自身の最も大切な一冊である、村岡花子さん訳のこの本を読み直している。 >> 少女パレアナ (角川文庫クラシックス) http://t.co/U0CfISG8j2
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 2
中谷彰宏氏の本で、質疑応答形式を猛プッシュしていたので、試しにやってみたのですが、やはり、自分の質問、自分のと近い質問のとき、熱心に聞いてくださって場の温度が上がった感じがしました。 >> 『人は誰でも講師になれる』日本経済新聞出版社 http://t.co/9lHKSbLxSG
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 3
『蜻蛉日記』の準備をしていると、毎回胸がいっぱいになるよ。「三十日三十夜はわがもとに」だとか「いつしかもいつしかもとぞ待ちわたる森の木間(こま)より光見む間を」だとか言ってしまう、道綱母は、私の感受性に近くて。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 3
兼家とは完全に縁が切れたと見られる、『蜻蛉日記』の下巻の終わりのころで彼女は40歳前後。彼女はそこから20年間生きている。建礼門院右京大夫も随分長生きをして、たしか恋人が死んで50年以上生きている。そのとき、彼女たちが何を考え続けたのか。なんてことを考えてしまう。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 3
新歌舞伎座で市川春猿さんの虜になり、購入した1冊。本の企画上、仕方がないのだけど、女子力云々の話よりも、もっともっと歌舞伎にかける想いや姿勢、工夫をお聞きしたかった! 写真がたくさんで最高です。 >> 女づくり (徳間文庫) http://t.co/EcsXSb50O6
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 3
春猿さんは梨園のご出身ではないけれど、3歳からテレビでの歌舞伎放映に夢中。祖母に連れられ、5歳で初めて生で見て以来、2ヶ月に1度は歌舞伎座一等席で観劇していたそう。そして中卒で国立劇場の研修所へ。それだけ好きだからこそ、役者の家の子と比べてスタートが遅いのを痛感しているとのこと。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 3
先輩から言われた話として、「自分より上手いと思う人は、自分より相当上手い。同じくらいに見える人は、自分より上手い。自分より下手だなと思う人が自分と同じくらい」という話を紹介していた。往々にして、目が先に肥える(から、自分はできないくせに人にダメ出しする)し、自分を見る目は節穴だ。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 3
池上彰さん・小島慶子さんらのインタビュー記事。話がおもしろくなるコツは、「まずは人の話をよく聞こう」というくらいしか書かれていなかったけれど、PHPらしく、心のほんわかする雑誌でした。 >> 話がおもしろい人、へたな人 PHP 増刊http://t.co/AwN2dDhVc8
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 5