歌舞伎座 九月大歌舞伎 昼の部(秀山祭「双蝶々曲輪日記」序幕、「紅葉狩」、「競伊勢物語」)
『伽羅先代萩』@秀山祭九月大歌舞伎(歌舞伎座 夜の部)の感想 ~めいぼくせんだいはぎ~ - ヨシダユウコの覚え書き
夜の部(↑)に続いて、歌舞伎座 昼の部にも行ってまいりました。
見終わっての第一声は「つ、つかれた……」。キリのお芝居、『競伊勢物語(だてくらべいせものがたり)』のストーリーが重たくて……仕事の前に見るものではなかったです(苦笑)
『競伊勢物語』の大詰め、救いがなさ過ぎて、ただただ悲しい。忠義のためなら我が子の命も……という話が昼夜続くなんて、今月の組み合わせは重たい。。。
ちなみに、「筒井筒」の舞台と見られる奈良の田舎が舞台となっていたり、紀有常や在原業平が出てきたりするだけで、『伊勢物語』の内容とは、ほぼほぼ関係ないです。
『双蝶々曲輪日記』は、上方のお芝居らしい、デレデレする男たちの姿が何だか微笑ましい。そうした役には、梅玉さんや鴈治郎さんみたいな方がよく似合うわけですが、中村錦之助さんみたいな端正な方がやるのもまたいいね。イケメンは正義。笑
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 24
先日、私も見た「引窓」や「角力場」はよく上演されていますが、この序幕の上演は珍しいようです。
最後、中村梅玉さんが楽しそうに宙乗りしていたのが面白かったです。私の短い観劇歴の中で、歌舞伎座での宙乗りは初めてで、しかも若手花形ではなく梅玉さんの宙乗りということで、ずいぶん新鮮でした☆
『紅葉狩』の松本金太郎くんが、「子役」というのでなく、しっかり役者をやっている感じで、頼もしくて、感激してしまいました。市川染五郎さんのラスベガス公演にも同行したという金太郎くん。七緒八くんや勸玄くん共々、成長がますます楽しみ\(^o^)/
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 24
「紅葉狩」は、音楽も豪華。左手には常磐津、右手には竹本、長唄。三味線(長唄三味線)を習い始めてやっと、いろんな三味線の音色の違いが分かるようになったので(苦笑)、とても楽しかったです。
さてさて。私は、昼の部・夜の部を両方観にいく月には、10日くらいまでに一回、千穐楽近くに一回、と日程を分けることが多いです。
今月のお芝居が気になるので、早く観に行きたくてたまらない(新聞の劇評やTwitterなどの感想を読むたびソワソワする)のですが、千穐楽近くに行くことで、舞台写真入りの筋書きを買うのが楽しみなのです(^^)
それに加え、舞台写真も何枚か購入するんですけどね……!(←ミーハー)
歌舞伎座 舞台写真 購入ー♪ 今月は、夜の部『伽羅先代萩』が印象的だったので、着物の中に鶴千代を守る政岡(玉三郎さん)、「床下」のドロドロと現れる吉右衛門さん、そして、全く異なる2役をつとめた歌六さんを2枚。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 24
『紅葉狩』の小悪魔ポーズで舞う米吉くんと、『双蝶々曲輪日記』で「引っ立てい!」な隼人くんもミーハーにゲットしておりますー(^^)
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 24