9/20(日)-9/26(土)の1週間で読んだ本
『今昔物語集』を取り上げる「吉祥寺 古典を読む会」に関連して、芥川龍之介の短編をいろいろと読んだ一週間でした。(あれこれ読んでいますが、全て足しても、たいしたページ数ではありません(笑))
11月の「吉祥寺 古典を読む会」『俊寛』でも、参考作品として、芥川龍之介の短編小説を紹介する予定です。
そういえば、もうすぐ学校で、夏目漱石『こころ』を扱う予定です。しばらくは、芥川龍之介やら、夏目漱石やら、近代文学の世界にどっぷり浸かることになりそうです。
たくさんの作品を見ることができて幸せな一冊。 >> もっと知りたい上村松園―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション) 東京美術 http://t.co/b1jsU73Abl
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 20
観阿弥・世阿弥の号を買って読んでみました。美少年アイドル 世阿弥と、芸の力と一座を率いる統率力・企画力で着実に支える観阿弥というストーリーで描かれていました。 >> 週刊マンガ日本史 改訂版(29) 朝日新聞出版 http://t.co/dW3ZPUts7b
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 20
中村勘九郎(当時は勘太郎)さんの解説「何があっても揺るがない、この真摯さと謙虚さこそが、勘太郎の誇るべき美点であり、最大の強みなのではないだろうか」に頷く。明日は赤坂大歌舞伎へ♪ >> 若手花形歌舞伎花之巻(演劇界8月臨時増刊号) http://t.co/wgdiNA1IoM
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 22
偶然手に入れた11年前の『演劇界』「若手花形歌舞伎 花ノ巻」。中村隼人くんがまだ小5。「学校では女の子にモテモテで、バレンタインチョコはパパよりずーッとたくさんいただくそうですよ。パパがんばれ。」とか(笑) pic.twitter.com/0O0aKW4m5z
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 22
尾上松也さんのコーナー。彼は十何年前からこういう売り出し方だったのですねぇ。役者としての紹介ページの方は女方の写真ばかりなのが、歌舞伎を見て数年(=松也さんの立ち役ばかり見ている)の私には新鮮です。 pic.twitter.com/xEVvxIeMgh
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 22
かの有名な興福寺の仏頭を見て、ぼそっと「加藤登紀子」と言い捨てて去って行くみうらじゅんさん。最高だなー。 >> 見仏記 (角川文庫) 角川書店 http://t.co/dchIWJvbx6
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 23
夏目漱石の葬儀前後のことを書き綴ったもの。通り一遍の感情を抱くことにいくらか抗いながらも、それに絡め取られていく筆者。 >> 芥川龍之介『葬儀記』http://t.co/Y9UTNbpufM
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 23
『葬儀記』を読んでいて思い出したのが、中学校の卒業式。いわゆる「ヤンキー」の女の子たちがわんわん泣いていて、それに冷めた視線を送りながら、一方では何だか羨ましかった。その、素直な発露が。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 23
「秀山祭」だから読みたくて。初代を継ぐ重圧、戦後の歌舞伎不振期のもがき、そして……。「まだ歌舞伎は未完成だと思うんですよ。もっともっと完成度の高い素晴らしいものにできるはずなんです」が印象的。 >> 二代目 聞き書き 中村吉右衛門 http://t.co/SKsOCZzK6c
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 24
六代目菊五郎が亡くなった際、初代吉右衛門が詠んだ句のひとつに、「相共に流し合ひたる汗思ふ」があるそう。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 24
二代目の中村吉右衛門さんは、声が通らないことに悩んで、清元のお稽古をしたそうで。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 24
初代吉右衛門が亡くなった後の千代夫人の追悼文がせつない。題名は「愚痴」。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 24
「役者ばかりは、衰えた肉体を連日御見物の前に曝して、吉右衛門も耄碌したとかなんとか手厳しい批判に鞭打たれ、雨の日、風の日にも仕事を休むことは許されず、遂には舞台に立てなくなる日まで働き続けなければならない。しかも死んだ後には何一つ残らない」
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 24
『鼻』の頃の芥川龍之介のエッセイ。幕末の通人だった大叔父が、吉原で知り合った僧侶の言葉「孤独地獄だけは、山間曠野樹下空中、どこへでも忽然として現われる。」が、何か呪いの言葉のように胸に残る。 >> 孤独地獄 http://t.co/JXp6pTjwtu
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 24
同級生や教師、通りすがりの大人にまで向けられる、エリート少年たちの無邪気で、残酷な批評。その中で起きた小さな、でも、忘れ得ぬ事件。 >> 芥川龍之介『父』 http://t.co/W8ILqmsawi
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 25
下世話、だからこそ楽しい『今昔物語集』の魅力がよーく詰まった一冊! 雅な古典も好きですが、人間がたくましく生きる説話集も大好き! >> 眠れないほど面白い『今昔物語』: 欲望、性愛、嫉妬、ユーモア (王様文庫) http://t.co/MtnF5b7oYF
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 25
芥川の心をちっとも動かさない、古びた人形芝居。それを見ながら、芥川は、自分の芸術が時を超える普遍性など持ち得ないのではないか、と疑念を持つ。 >> 野呂松人形 http://t.co/uMvhidUSd9
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 25
伊東玉美さんの説話愛の伝わる一冊。人柄や思いの伝わる解説書、好きだなぁ(^^) >> NHKカルチャーラジオ 文学の世界 むかしがたりの楽しみ 宇治拾遺物語を繙(ひもと)く http://t.co/uZTZCk8h5I
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 9月 26