懸想文

国語講師 吉田裕子のエッセイ、歌舞伎観劇メモ、古典作品や長唄・端唄の現代語訳など

三味線

長唄「岸の柳」 歌詞と現代語訳 ”筑波根の姿涼しき夏衣 若葉にかへし唄女が……”

長唄「岸の柳」 明治6(1873)年 作詞 柳屋梅彦 作曲 三代目 杵屋正次郎 【本調子】 筑波根(筑波嶺)の姿涼しき夏衣若葉にかへし唄女が緑の髪に風薫る柳の眉のながし目に その浅妻をもやひ船君に近江(掛詞:逢ふ身)と聞くさへ嬉ししめて音締めの三味線も 誰…

四谷怪談を少し特別なスタイルで。【歌舞伎音楽家達による「四谷怪談」】@劇酒場 忠臣蔵

本日は、【歌舞伎音楽家達による「四谷怪談」】という企画にお邪魔してきました。 四谷怪談のお岩さんの人間ドラマの部分(死んで幽霊になる前の部分)を、ググッと1時間ほどにまとめての上演。 三味線は杵屋五七郎さん、唄は和歌山富朗さん。ベテランのおふ…