懸想文

国語講師 吉田裕子のエッセイ、歌舞伎観劇メモ、古典作品や長唄・端唄の現代語訳など

(自作短歌)夏色に染まりたる空かすみゆく やさしく夜を迎えなんとす

 

夏色に染まりたる空かすみゆく やさしく夜を迎えなんとす
(なついろにそまりたるそらかすみゆく やさしくよるをむかえなんとす)



夏の空というと、ふつう、こんなイメージ。
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でも、夕方が近付くにつれ、空の色がやわらかくなっていくような気がする。
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少し優しげな色になった空が、どこか優美に感じられるのは、涼しくなったおかげで、落ち着いて風景を味わえるからか。