懸想文

国語講師 吉田裕子のエッセイ、歌舞伎観劇メモ、古典作品や長唄・端唄の現代語訳など

博物館明治村の感想・写真など(愛知県犬山市)

東海地方出身なのですが、今回初めて、博物館明治村に行きました!

www.meijimura.com

 

博物館明治村は、国の重要文化財12点を含め、貴重な建物が全国各地から移築されたテーマパークです。

 

明治時代の文明開化の香りが感じられる洋風建築もあれば、森鷗外・夏目漱石が暮らしていたという日本家屋もありました。県庁舎・校舎・ホテル・教会・橋など、色々なジャンルの建物が「これでもかこれでもか」というほどあります。 

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園内はなかなか広い(端から端までが約20分)ので、園内を移動するために、市電・バス・SLという交通機関も用意されています。今回は、車内で建物ガイドが放送されるバス、また、乗るだけで新鮮で楽しいSLを利用しました。

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60以上あるという建物の中でも、特にお気に入りだったのが、もともと京都にあったものを移築したという聖ザビエル天主堂です。(この「聖ザビエル」は日本史でお馴染みフランシスコ・ザビエルのことです。) 

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こちらは、外観も素晴らしいのですが、中に入ると、ステンドグラスがまた良いのですよ!

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もう一つお気に入りだった(というか印象的だった)のは、金沢監獄(=刑務所)です。洒落た門や建物と、無味乾燥な独房とが、実に対照的に見えました。そして、独房の中にいる人形がリアルで、前を通るたびにギョッとしました……。

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園内には、当時らしいファッションを楽しめる衣装館もあります。(用意されていたのは、袴の女学生、ドレス、男の書生、フロックコートなど) 

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着つけてもらった後、5分ほどの撮影時間がもらえる形で1人800円です。(3,000円の園内散策OKのコースもあります。)

 

これは期間限定ですが、今回1月2日に訪問したので、書き初め企画も開催されていました。好きな言葉を伝えると、先生がお手本を書いてくださるので、それを見ながら書きます。(書道用具一式・半紙は貸していただけます) 

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ほとんどの方は車でお越しになると思うのですが、私たちはバスでした。朝、9:57栄バスターミナル発で11時過ぎに明治村に着き、15:00明治村発で16時20分頃に名古屋駅のバスターミナルに着きました(犬山駅に行くバスの方が本数は多いのですが、乗り換え不要でずっと座っていられる高速バスを選びました)。

 

4時間弱、園内で過ごしたわけですが、半分ぐらいしか回れていない感じがします。開園から閉園まで1日ゆっくり過ごしたり、もしお近くであれば、何回も遊びに行ったりしても良いかもしれないな~、と思いました。

 

私自身はもし次に行く機会があれば、お着物で遊びに行くか、衣装館でドレスを借りて着てみたいです。建物やその内部の写真ももっと撮りたいですね。

 

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