懸想文

国語講師 吉田裕子のエッセイ、歌舞伎観劇メモ、古典作品や長唄・端唄の現代語訳など

俊寛

俊寛(歌舞伎 近松門左衛門『平家女護島』より) 見どころ、あらすじなど

「平家女護島」の二段目「俊寛」は、鹿ケ谷での平家打倒の企てが露見し、鬼界ヶ島に流された流人たちを描いた作品です。三人の流人の内、俊寛一人が島に残される、その悲劇が作品の主眼です。『平家物語』や能の「俊寛」をもとに書かれた、近松門左衛門によ…

11/8(日)-11/14(土)の1週間で読んだ本

8日の日曜日、平泉(岩手県)に旅行に出かけました。あいにくの雨でしたが、貴重なものをたくさん見ることができました! その興奮さめやらず購入した図録が、今週の読書始めです。 また、今週は主宰勉強会「吉祥寺 古典を読む会」がありました。テーマは「…

錦秋名古屋顔見世@日本特殊陶業市民会館 中村吉右衛門さんらが「俊寛」「松浦の太鼓」ほか

「錦秋名古屋顔見世」の千穐楽にお邪魔してまいりました。 今回1番のお目当ては、吉右衛門さんの「俊寛」でした。本公演だけで10回以上演じていらっしゃる当たり役ですが、東京で今後、演じてくださるかどうかは未知数。「見逃すわけにはいかない!」と、…