懸想文

国語講師 吉田裕子のエッセイ、歌舞伎観劇メモ、古典作品や長唄・端唄の現代語訳など

2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

数十万円のライザップ申し込みを決心するまで

「カラーバス(color bath)効果」というものを皆さんはご存知だろうか。 「今日は赤を意識しよう」などと決めて一日を過ごすと、色が切り口になって、日ごろ注意していなかったものが、次々と目に飛び込んでくる現象のことだ。 隣家のガーデニングのすばら…

片岡秀太郎さん 上方歌舞伎にかける思い『上方のをんな:女方の歌舞伎譚(しばいばなし)』

上方のをんな: 女方の歌舞伎譚 作者: 片岡秀太郎 出版社/メーカー: アールズ出版 発売日: 2011/12/03 メディア: 単行本 クリック: 1回 この商品を含むブログ (2件) を見る 関西歌舞伎の低迷期の苦労話(今の片岡仁左衛門さんと、「歌舞伎がやりたい」と泣い…

四谷怪談を少し特別なスタイルで。【歌舞伎音楽家達による「四谷怪談」】@劇酒場 忠臣蔵

本日は、【歌舞伎音楽家達による「四谷怪談」】という企画にお邪魔してきました。 四谷怪談のお岩さんの人間ドラマの部分(死んで幽霊になる前の部分)を、ググッと1時間ほどにまとめての上演。 三味線は杵屋五七郎さん、唄は和歌山富朗さん。ベテランのおふ…

尾上右近さん「研の會」2016年8月6日 仮名手本忠臣蔵・船弁慶

尾上右近さんの勉強会「研の會」、初日を観に行きました。 「仮名手本忠臣蔵」の五段目・六段目を見るのは、尾上松也さんが勘平に挑戦した新春浅草歌舞伎(2015年)以来。 あのとき、斧定九郎を見て、坂東巳之助さんに一目惚れしたのでした。なんと、今…

仮名手本忠臣蔵 六段目、勘平の最期に直面した、お軽の母の嘆き

尾上右近さんの勉強会「研の會」を観に行きます♪仮名手本忠臣蔵の五段目・六段目に挑戦されるということで、手元にあった古典文学全集の浄瑠璃集を読み返しておりました。(歌舞伎と浄瑠璃では多少(?)、違ってはいるのですが……)浄瑠璃集 新編日本古典文学全…