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懸想文

国語講師 吉田裕子のエッセイ、歌舞伎観劇メモ、古典作品や長唄・端唄の現代語訳など

(自作短歌)夢中にて走り抜けたる夏の日が夢でありきと後に知りなむ

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夢中にて走り抜けたる夏の日が夢でありきと後に知りなむ
(むちゅうにてはしりぬけたるなつのひがゆめでありきとのちにしりなん)


高校野球が好きだ。

プロ野球も好きなのだけど、高校野球、その中でも夏の高校野球、甲子園には特別なものを感じてしまう。

教え子の高校や、教育実習でお世話になった高校の試合は球場に観に行く。(おかげでこの時期の私は、日焼けがひどい。) 「速報! 甲子園への道」や「熱闘甲子園」は、録画して欠かさず見る。

3年生にとって、最後の夏。子どもの頃から続けてきた野球をここでやめるという子も多い。かけがえのない、一回きりの時間を懸命に生きる姿。

投げる子も、打つ子も、捕る子も、応援する子も、みんな夢中だ。

夢中は「夢の中」と書くけれど、仲間と夢中で取り組んだ日々は、大人になって思い出したときにはまさに、夢のような幸せな時間として思い出されることだろう。

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自分も、今 目の前にある物事に夢中で頑張りたい。夢はどこか遠くにあるものではなく、そうやって夢中に生きている日々そのものなんだろうと思うので。