10/4(日)-10/10(土)の1週間で読んだ本
届いたよ。最近とても中村扇雀さんが好きなので、インタビューが嬉しい。「虎之介は、十七歳の自分にできる最高の仔獅子を一所懸命目指している感じがして、今はそれでいいんじゃないかなと」など。 >> 演劇界 2015年 11 月号(小学館) http://t.co/NopJX5Hz9o
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) October 4, 2015
扇雀さん「(『ぢいさんばあさん』で)照之君は『初めて僕のなかで歌舞伎と今までやってきたことが一緒になりました』と喜んでいました。この前、彼と二回目をやって、ふたりの芝居がまたよくなってきたんじゃないかなと感じます。だから照之君には、僕が俊寛をやる時には瀬尾をやってほしいと言って」
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) October 4, 2015
『演劇界』の舞台写真、「競伊勢物語」の中村吉右衛門さんは良い表情のところを使ってくださっている……! 有難や! 「紅葉狩」の更科姫 染五郎さんもとても綺麗な一枚。玉三郎さんの「伽羅先代萩」政岡 飯炊きの表情も緊迫感がある。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) October 4, 2015
『演劇界』11月号の大きな舞台写真、とても良いものが多いのだけど、1番はどれかと聞かれたら、「伽羅先代萩」八汐、中村歌六さんの1枚。このシーン、とっても重要だし忘れられないのだけど、舞台写真でここを選ぶとは思っていなかった……!! 次のお気に入りは空飛ぶ中村梅玉さん。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) October 4, 2015
『演劇界』11月号の舞台写真、扇雀さん&虎之介さんの「連獅子」も最高です。7月 北とぴあで拝見したときの虎之介さんの気魄を思い出す。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) October 4, 2015
Twitterで感想は拝見していたけれど、劇評を読むとさらに後悔が募る……『あらしのよるに』、観に行けば良かった!!
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) October 4, 2015
『演劇界』で、若手の勉強会(8月の「挑む」「研の会」「双蝶会」)が丁寧に紹介されていて嬉しかった。夏期講習の時期だからスケジュールがなかなか難しいのだけど、来年は何か観られたらいいなぁ。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) October 6, 2015
本歌取りなどを題材にしながら、「作者と読者の形づくる濃密な文学的空間」こそが、勅撰和歌集の伝統を継続させたというお話をされているくだりが印象深い。 >> 大岡信『日本の詩歌―その骨組みと素肌』 (岩波現代文庫) http://t.co/YSCwnOUhQv
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 6
文化の側が下りてくることを無邪気に求めるお客様然とした態度でなく、自分の側が文化を理解しようと背伸びし、学び、上がっていくような当事者意識を持つ。この感覚なんだろうなぁ。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 6
笠女郎は20代のころ初期 椎名林檎やCoccoに夢中になったときと同じ感覚で惹かれる歌人。「朝霧のおほに相見し人ゆゑに命死ぬべく恋ひ渡るかも」なんか、20代前半の私が知ったら悶絶していたと思う……もっと早く真面目に国文学やっておいたら良かった。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 6
笠女郎といえば「相思はぬ人を思ふは大寺の餓鬼の後 (しり) へに額づくがごと」が有名。大岡信さんは「家持に捧げた愛を無視され続けた挙句、ついに相手に激烈な怒りを叩きつけ、絶縁を宣言した」と書いているのだけど、私にはそんな感じは全然しないんだけどなぁー。ぷんぷん拗ねている感じ。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 6
『梁塵秘抄』
「女の盛りなるは
十四、五、六歳
二十三、四とか。
三十四、五にしなりぬれば
紅葉の下葉に異ならず」
だって、まぁ。笑
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 6
いわゆる「マドンナ古文」の荻野先生の本。実況中継のテンションで恋歌を語っていらっしゃいます。巻末の俵万智さんや林あまりさんら、里中満智子さんのコラムが嬉しい。 >> 百人一首―恋のうた (ワインブックス) 学習研究社 http://t.co/bZURWpsuHb
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 6
林あまりさんの「少女から駆け足で女にならなければいけなかった当時の女性のあわれを思う」という言葉が印象に残ったなぁ。今日の女子中高生のような年代の、キラキラした青春感のある魅力。あれは、近代以降なのかしらん。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 6
「阿古屋の琴責め」を見たときに、「胡弓を歌舞伎で耳にするのは新鮮だなぁ〜」と思って、調べてみるなど。 >> 音楽選書(47)『歌舞伎音楽入門』音楽之友社 http://t.co/BUCBoRa5IN
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 6
昨日読んだ歌舞伎音楽の本で、「役者の演奏」という章があって、「壇浦兜軍記 阿古屋」の舞台写真が載っておりました。六代目 歌右衛門さん。 pic.twitter.com/9Exqbl2Fqt
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 6
網羅的な解説書の中では、この鈴木日出男先生の本が好きです。バランスが取れていて。 >> 百人一首 (ちくま文庫) 筑摩書房 http://t.co/zD2dbYln7h
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 8
最近、昔は気に留めていなかった「みかの原 わきて流るる 泉川 いつ見きとてか 恋しかるらむ」(中納言兼輔)がいたく気に入っている。音の上で引き出す序詞が同時に、湧き出る清水のような純な想いのイメージを響かせる。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 9
そして、私の百人一首のイメージはこの本で作られたといっても過言ではないです。 >> 百人一首 (くもんのまんがおもしろ大事典) くもん出版 http://t.co/e9zKM8MnHF
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 8
《 紫式部は光源氏を狂言まわしのようにして、本当は「女たち」を書き分けたかったのではないか 》という寂聴さんを見ながら、ワンピにおけるルフィやドラゴンボールにおける悟空のことを考えている。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 9
女君について順に1人ずつ語られることで、五十四帖の全体像の見える1冊。瀬戸内寂聴さんの宇治十帖、特に浮舟への思い入れがひしひしと。 >> 源氏物語の女君たち 日本放送出版協会 http://t.co/7k5v8gtYGj
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 9