10/11(日)-10/18(土)の1週間に読んだ本
ヤフオクで、古い歌舞伎の筋書を集めるのにハマっております。今週は、手もとに届いた戦前の筋書を読むのが楽しくて仕方ありませんでした~♪
昭和6年七月興行 東京劇場の筋書を手に入れました。義経千本桜、色彩間苅間、一本刀土俵入、かっぽれ、と今日もよく上演される演目が並んでいます。六代目尾上菊五郎さんらがご出演。 #歌舞伎 pic.twitter.com/G5gnWL10b3
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 11
俳優楽屋話というコーナー。全員、3分の1以上の分量で、この興行のスポンサー ミツワ石鹸の話をして(させられて)いるのが面白い。六代目尾上菊五郎さんと、後の八代坂東三津五郎さんになる坂東簑助さん。簑助さんイケメン過ぎる。 #歌舞伎 pic.twitter.com/APYBweBGGl
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 11
著者のご友人の方から、お送りいただきました。もともと小学校の先生をされていた方ということもあり、「子どもにこの段を紹介したい!」という思いを感じます。 >> 古典入門絵本 枕草子 思いやりあるやさしさ 文芸社 http://t.co/tsdSxEMccH
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 11
作品というものは、作者の力量ももちろんのこと、初期のファンの「これを皆に伝えたい!」という思いによって生き残るものだなぁ、と思います。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 11
昭和2年6月の関西大歌舞伎のパンフにある「御園白粉」の広告 → 最新の科學と容易に得難き經驗に依り、原料と芳香を精選し、衛生と美容の目的を以て謹製したる本邦唯一の理想的優秀化粧料で御座います。 pic.twitter.com/yqyWNGV8Vk
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 11
マンガを読んでいるというより、映画かお芝居を読んでいるような感覚だった。立ち消えた『さくらん』の続編を読んでいるような感じ。 >>
安野モヨコ『鼻下長紳士回顧録 上』 (フィールコミックス) 祥伝社 http://t.co/XLUUrRMtba
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 12
今朝、講座で『源氏物語』の身代わりについて話をしたからか、「欲望の為の物語は完結しない。ただ興味を失われて放置されていくのだ」というくだりが鮮烈。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 12
鼻下長のインパクトでボーッとしてしまって良くない。『最終兵器彼女』なんかもそうだったけど、剥き出しの感情が、もうえげつないまでの作品って、まるで毒気に当てられてしまったかのような感じで、しばらく何もできぬ。。。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 12
『最終兵器彼女』、また読みたいなぁー。思春期ならではの興味や好奇心と、潔癖症的な嫌悪感のせいで、引き裂かれてしまっていた、恋する気持ちと性的な身体とを、狂おしく溶け合うような感覚にさせてくれた作品。あれを10代後半のときに教えてもらったのは大きかった。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 12
鼻下長の余韻さめやらず。「この世の大抵のことは そういうプレイだって思えばしのげる」の適用範囲は色恋沙汰のみならず、だなー。たくましく生き抜くための、格好良い言葉。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 12
ちょっと仕事が立て込んでいるとき、「命までは取られない」と思うと、少し気が楽になるなー。そして、《これは「働きマン」プレイだ》と思うと、ちょっと楽しくなってくるなー。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 12
2003年10月の平成中村座のパンフレットを入手。中村七之助さんの弁天小僧菊之助とか、もう演らないんだろうなぁ……(>_<) そして、この頃から女方、12歳の坂東新悟さん! pic.twitter.com/wdmz8UPomy
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 12
平成中村座2003年の筋書。「芝居って儚いもので公演が終われば跡形もなくなってしまう。だからこそ、花火のようにパッと燃えたい」と語る、故 18代目 中村勘三郎さん(当時 勘九郎さん)の言葉。彼を生で見られなかったことの口惜しさ! pic.twitter.com/Ct7vD3qf3D
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 13
七之助さんのところに「いつかは新作をともに取り組む同志に出会いたいと願っている。五代目における黙阿弥のような、父における串田、野田のような人々と……」と。今年度は『阿弖流為』、父の夢を継いでのデヴィッド・ルヴォー『ETERNAL CHIKAMATSU』と新作挑戦が続きますね。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 13
今度の大阪平成中村座にも参加する中村扇雀さんの言葉。「哲明兄さん(18代目 勘三郎さん)の夢の傍観者でなく、参加者であることが一番の刺激です」
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 13
これ、歌舞伎好きの方にとってもオススメです! 舞台を見る楽しさが広がりそうでワクワクしながら読んでいます。 >> 絵でみる江戸の女子図鑑 (時代小説のお供に) 廣済堂出版 http://t.co/GQOevUlW1x
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 13
この「音曲の師匠」のページを見て『 #あさが来た 』の新次郎さんの話を思い出すなど。 pic.twitter.com/Vv02eExZQd
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 16
つ、つらい巻だ……! 新人マンガ家の東江さんが磨り減り、病んで、それでも呑み込んでしまうあの過程は、私の働く業界でもよく見かけるなぁ……(T_T) >> 重版出来! 4 (ビッグコミックス) 小学館 http://t.co/Qq7GmH7DBd
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 13
「自分の頭で考えて、動く。やるなら必死で、産業構造を変えるくらいの気迫で。」 この言葉、胸に刻んで。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 13
この巻は手帳に書き留めた言葉が特に多かった! 「離した手は、もう一度しっかりつなげばいいんですよ!」ですよ! >>
重版出来! 5 (ビッグコミックス) 小学館 http://t.co/hDZFHbLqtg
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 16
「スティーブジョブズはいないけど、何千何万の二宮金次郎たちが、この国を作ってきたんだ。」も、『重版出来』5巻のお気に入りフレーズ。私はそんなに勤勉ではないけれど(苦笑) 頑張ろうって思える言葉。
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 16
『伊勢音頭恋寝刃』が載っている。さて、今日は国立劇場にお邪魔してまいります。 >> 名作歌舞伎全集〈第14巻〉上方世話狂言集 (1970年) 東京創元新社 http://t.co/MncdIy6RFG
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 15
戸板康二さん「歌舞伎には、こういう一見おろかな場面に、汲めどもつきせぬ面白さがあった。そして、それは、俳優の技巧を積み重ねて行って身につけた持ち味によってのみ、生きたのである。」
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 15
昭和18年2月の大阪歌舞伎座。筋書の表紙をめくると、いきなり「今日も決戦、明日も決戦」。巻末には「國體御観劇」「銃後演劇文化」「銃後國民慰楽」。 #歌舞伎 pic.twitter.com/I56mSYYxIq
— 吉田裕子(国語講師) (@infinity0105) 2015, 10月 17